五十肩(肩関節周囲炎)- 病気別の治療とリハビリ-

『腕が上がらない』『夜、肩がうずいて眠れない』— 五十肩は時期によって治療がまったく変わる病気です。3つの病期と、注射・サイレントマニピュレーション・リハビリについて図解で解説します。

五十肩(肩関節周囲炎)とは

肩を包む袋(関節包)に炎症が起こり、袋が縮んで硬くなる病気です

健康な肩 袋にゆとりがある → よく動く 五十肩の肩 袋が厚く縮む → 上がらない・痛い

3つの時期 — 今どこかで治療が変わります

① 炎症期 夜もうずく激痛 → 注射で火消し ② 拘縮期 痛みより「硬さ」 → ストレッチ ③ 回復期 動きが戻ってくる → 仕上げのリハ エコーで「今どの時期か」を確認して治療を選びます

炎症期に無理に動かすと悪化します。がんばる時期は②から。

主な治療

エコー ① 炎症期:エコーガイド下注射
針先をエコーで見ながら、炎症の場所に薬を確実に届けます。夜の痛みが取れて眠れるようになるのが目標。
② 拘縮期:サイレント・マニピュレーション
麻酔で腕の痛みを止めた状態で、医師が肩を動かして縮んだ袋をはがす治療。切らずに外来でできます。

どちらの治療も、その後のリハビリとセットで効果を発揮します。

自宅リハビリ — この3つだけ

① 振り子ゆらゆら ② テーブルスライド ③ 棒で押し上げ
痛い側の腕は脱力。重力と反対の腕に手伝ってもらうのがコツ。1回30秒×3、お風呂上がりに。

覚えて帰るのはこれだけ

1痛い時期は
無理しない
炎症期のストレッチは逆効果。注射で火消しが先
2硬い時期は
毎日ストレッチ
「伸び感〜軽い痛み」までを、お風呂上がりに
3自己判断で
やめない
放置すると硬さが残ることも。経過はエコーで確認します

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