これまで様々な病院で勤務し、古いものから新しいものまで色々な種類のエコーを使ってきました。使用してきたエコーの中で良かったものについて紹介します。
KONICA MINOLTA :SNiBLE yb PREMIUM

KONICA MINOLTA HPより引用
KONICA MINOLTAはCANONと並び運動器エコー診療の勉強会に積極的に協賛されており、馴染みのある方も多いかと思います。KONICA MINOLTAのエコーの中では比較的安価なモデルですが、操作性や画質は十分使いやすかったです。
このエコーの良い点は
- 画像の質の良さ
- 操作の簡便性
- 持ち運びが容易
の3点です。
画像の質
初めて使った時は画像の良さに驚きました。後期研修中時代の自分でも、神経がかなりはっきり分かりエコー診療にのめり込むきっかけになりました。リニアプローブとコンベックスプローブともに使用可能です。リニアプローブで整形領域のほとんどの診療は問題なく行えると思いますが、コンベックスプローブを使えば比較的深度の深い腰椎の椎間関節や臀部の坐骨神経もはっきり見えることが多いです。
操作の簡便性
デザインがシンプルであることも気に入っています。ハードキーはフォーカス、深度、ゲイン、保存、Freezeの5つのみで操作で迷うことはありません。詳細な設定などはタッチパネル操作ですが、感覚的に分かるようなデザインになっています。2画面分割(左右比較に使用)やSNV(Simple Needle Visualization、刺入した針が青く光り視認しやすくなる機能)などの便利な機能もあり、よく使っています。
持ち運びが容易
バッテリーは60分程度もち、重さも4.5kgと非常に軽いので持ち運びも簡単にできます。病院勤務の際は外来だけでなく、病棟や手術室などでも使用する機会が多かったので重宝しました。クリニックの外来でも、診察室から処置室へ簡単に持ち運びできるの便利です。
まとめ
勤務している施設にKONICA MINOLTAのエコーがあれば、すごく恵まれた環境だと思います。是非使ってみて下さい。詳しい操作方法については別の記事にまとめています。
参考記事
最新のハイエンドモデル、SONIMAGE UX1 TRiFORもデモで使わせて頂きました!
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