整形外科クリニックに転職し2ヶ月が経過しました。仕事にも慣れてきたので、転職後に運動器エコー診療の勉強をどう進めてきたかについて簡単に紹介します。
転職したクリニックについて
医療法人社団が運営する新規開業クリニック(2診体制)に転職しました。
転職前からできたこと
元々運動器エコー診療に興味はあり自分なりに勉強はしていたものの、外来で実際にやっていたのはSAB(肩峰下滑液包)へのエコーガイド下注射、足関節捻挫のATFL(前距腓靭帯)の評価程度でした。周りで診療に使っている人もあまりおらず、あまり自信はありませんでした。
転職後
新規クリニックでの勤務だったので、初めは患者数もそれほど多くなく、勤務時間中に院長やPTさんと一緒に教科書を見ながら各部位のエコー解剖を確認するところから始まりました。PTの方の知識の方が圧倒的に多く、勉強不足を実感しました。。。使った教科書は面谷先生編集の『ゼロから始める運動器エコーマスターへの100ステップ』です。おすすめ教科書でも紹介させて頂きましたが、運動器エコー初学者が一番初めに使うにはもってこいの教科書だと思います。診察の合間にこの教科書で練習し、2週間程度で最低限の各部位のエコーの当て方は分かるようになりました。
また、自宅や通勤時間でTAOAのレギュラーコースの動画を繰り返し視聴しました。実際に注射を打つ姿勢やエコーを置く位置、使用薬剤など全て明瞭に説明されており、かなり実践に向けの内容になっています。すごく分かりやすいので動画視聴後は自分でもエコーガイド下注射がしたくなります。
この二つの教材で勉強を進め、診療の中でもできるだけエコーを当てるように心がけて診察することで、2ヶ月程度で、各部位の基本的なエコーの当て方やよく使う注射について一通りできるようになってきた実感を持てました。
来月の目標
まだエコーを使う場面では時間はかかってしまうので、来月はエコー診断、エコーガイド下注射をスピーディーに行えるようになることを目標に頑張ろうと思います。サイレントマニュピレーションも症例があれば院長のサポート下でチャレンジしたいと思っています。
参考記事
運動器エコー診療 おすすめ教材①
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